2009年12月03日
相手は第2シード(18'sNationalダブルス)
シングルスが終わってしまっているテニプリ小僧は、翌朝早起きの必要がなかったことは助かりましたが、8ゲームで決まるダブルスを戦うには、たっぷりしっかりウォームアップをしておかないと、エンジンのかかりが遅かったという言い訳はしたくありません。
わざわざ別のテニスクラブを探して、コートをおさえ、しっかり練習をしてから試合会場に入りました。
さて...ラウンド16の対戦相手は、もう大学も決まっているイースタンのシニア選手、強豪の第2シードダブルスです。
同時にハイスクール仲間のAくんとのっぽのJクンペアは、反対サイドで第1シードとの対決です。 お互いに、今日の対戦はナンバー1&2とのかなり厳しいドローではありますが、やるっきゃない!がんばろうぜ!と健闘を祈りあってそれぞれ試合に臨みました。
第2シードダブルスのひとりは、シングルス3セットマッチ、しかも、その日の2試合目を終えたばかりだったのですが、テニプリ小僧たちを簡単に蹴散らせる、それにかえって体を休めてしまわない方がいいと思ったのでしょう...5分ぐらい休むと「もう入ります」とやる気マンマン。
彼のシングルスが終わるのをずい分待たされたうえに、あと少なくとも30分は待たされるのだろうと、待ちくたびれモードに入ってしまいそうなテニプリ小僧たちだったので、こちらも願ったりかなったりです。
さぁ試合です。
テニプリ小僧とAくんは、第1ゲーム、そのシングルスを終えたばかりのA.Cくんのサービスゲームに、最初から猛攻撃をかけます。強気の攻めは相手を追い詰め素晴らしいスタートでした。なんとっ!ブレイク成功で1-0です。
で...その1ブレイクがどれだけ大きかったか...。
そこからのこの2ペアの攻防は、ゲームを重ねるごとに激しさを増し、息もつけないほどのドキドキハラハラの厳しい試合となります。
互いに危ないところをきちんと凌ぎ、一歩も譲ることなくとうとう7-6と1ゲームリードのままテニプリ小僧のサービスゲームへ。
最後のゲームと思ってのテニプリ小僧のサービスゲーム...どうか、どうか硬くなりませんように、落ち着いて...と心で祈ります。
第14ゲームのテニプリ小僧...
センターTへの鋭いサービスエースから始まり、パワーサーブでサービスリターンがネット、そして次のサーブは思い切りワイドコース、苦しみながらのリターンをAくんがしっかりボレースマッシュでたたきつけ、見事な3ポイントで40-0とマッチポイントを迎えます。
ここで、セカンドサーブもスピード&パワーで思い切ってみましたが、やっちゃいましたのダブルフォルト。
う~ん、しっかり終わらしてくれよ と祈りつつの40-15からサーブは、素晴らしいセンターTへのスピードのあるサーブでした。 必死に返すもそのボールはネットに突き刺さりゲーム!!!
やりましたっ! テニプリ小僧とAくんは、必死に最初のブレイクでできた1ゲームリードを守り抜き、なんと金星級の勝利、第2シードを破ることができました。
跳ね上がりながら肩をたたき合い、大喜びするテニプリ小僧とAくんとは対照的に、がっくり複雑な表情を見せる相手の姿がいっしょに目に入る中、こちらも思わずAくんのお母さんと抱き合って喜びました。
「よくやったね、すごいっすごいっ」...汗だくになって帰ってきたふたりを拍手で迎えました。
勝利の余韻を楽しんでいたいところではありますが、次の試合に備えなくてはなりません。
腹ごしらえしなくちゃね とふたりをテニプリ父が連れ出し、母親ペアは帰りをクラブで待つこととしました。
一方、ハイスクール仲間のAくんたちは、残念でしたが第1シードを破ることは出来ず、しかもコールで激しい言い合いもあったようで後味も悪かったようです。
わがセクションからQFへと駒を進めることができたのは、テニプリ小僧たちだけとなってしまいました。
よ~し、この調子でがんばるぞ~!